記憶の片隅にある岸辺の夜火事 轟轟と燃えゆくその様子を只じっと見つめていた 恐くて 美しい湖も 私をまた見つめていた 醜さと美しさがいずれ等しくあるということを 私達がまだ幼くて美しいせいで知ることをやめた。 ✴︎ 本能として借り物の肉体を求めてい…
季節を弔った ✴︎ 真夜中の公園で知らないおばあさんと話した 不良の旦那さんの愚痴をたくさん聞いたけど なんで好きになったの?って聞いたら 「目が輝いてたんだもん」って言ってた おばあさんは、早朝4時から毎朝紙ヒコーキを飛ばすおじさんと海を見にいく…
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