苺宇宙交信日記

宇宙と交わった日々の記し

苺の宇宙

硝子

だれしもがひそやかに傷をもっている だからひとはときどき美しい 透明なものなんて わかりやすくうつくしくて 繊細なことなど 誰しもがわかっているのに それでも痛む そういうものなのだ いまきみを救うものが正論じゃなくたってそれで良い 連日、精神が私…

きれいごと

あなたがもしも暗闇だとして あなたにたいせつな光が居るとしたら あなたはその光がより明るく輝ける場所 暗闇で光のまわりはより一層明るくひかる けれども私は思います あなたがどれだけ暗く深い闇のなかにいようと 私の、だいじなこの場所に 出逢ってくれ…

孤独は光

星空のみえるところで息をしていますか。 iPhoneの明かりで星が見えなくなったこと 林檎の光が狭いワンルームを照らす 生きていくうえで、孤独とどれだけ向き合えるのか、孤独をどれだけうまく飼い慣らせるか、が人間としての度量が試されると思うんです 私…

あなたの眩さを知っています ぽろぽろとこぼれ落ちた大粒の涙はあなた自身であり、 濁りも無く透き通る眩さがきっとあなた自身なのです その不器用さはいじらしく 本当のことを口にするとき 身を震わせてしまう程の誠実さが あなたを蝕んでしまう あなたの眩…

容姿はただの容れ物

何かを見て、何かを聴いて、自分が解放されたような感覚を覚えたことはありますか。 数年前、夏休みが明けた頃 それまでワンピースばかり着ていた友人が 目の周りと唇を真っ黒に塗り、キャミソールとパンツスタイルになっていたんです 私はそれをすごくよい…