2024-05-21 言葉へ 16歳の頃 持病でなかなか目を覚さない私に 15歳の少年は 「眠り姫みたいでかわいいね」と言いました 入退院を繰り返し 呼吸をすることで精一杯だった私にとって その言葉が私を構成する一部に成るには十分でした こうして何年経った今でも 時々思い出す程に 愛とか恋とかそんなんじゃない ただ、彼の喜びが素直に嬉しい 彼がくれた言葉に対して、愛は消えることはありません