五歳の頃
真夜中の空に流れ星を見つけました
生まれて初めて見た流れ星でした
プラネタリウムの様な丸い星空のドームが私に覆い被さり、
本当に星が降ってくる様な夜で
子供ながらに現実と切り離された様な感覚がありました
流れ星に願い事をする時って、魂を魅了された時の感覚と似ていると思うんです
彗星の如く現れた強烈で鮮明な存在に終ぞ囚われた人間の眼差しに浮かぶ熱と
ある種の諦めが見せる美しさ
彗星の如く現れた強烈で鮮明な存在=流れ星
終ぞ囚われた人間の眼差しに浮かぶ熱とある種の諦め=願い=魅了された魂
これに出逢う為に生まれてきたんだと錯覚してしまう程に魅力的な存在に
出逢ってしまった人間が帯びているその熱と美しさは唯一無二でしょう
その様な存在に出逢えることは、何にも代え難い幸福だと思いますが
私と出逢ってくれた
あなた自身がとてもうつくしいこと
決して忘れないでください
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以下、詩
月が私を止めた。月が私を呼んでいる。
真っ黒の空が無いのは電光でも星でもなく月なのだ。
銀色が金色にみえる僕が月の粉にまみれてきらきら輝くのを、月が呼んだ。
大壜に戻して目を瞑ろう。
きっとまた むかえにくるよ