苺宇宙交信日記

宇宙と交わった日々の記し

エメラルドの春

わたし、気分が良いときにときどき、目の前にいるひとにある質問をするんです。

 

「もしも今目の前に、初対面のすごく素敵な人がいたとして、その人に三つしか質問してはいけないとしたら、なんて質問する?」

 

あるひとは、

 

「自分は背が高い方じゃないから、身長を気にしないか」

 

あるひとは、

 

「インスタのユーザーネーム」

 

あるひとは、

 

ファミチキをおかずにして白ごはんと一緒に食べられるか」

 

と答えてくれました。

 

おもしろいですね。

 

 

私はというと、まず

「好きな季節とその理由」を聞きたいです。

 

あなたはやっぱり、生まれた季節を好きになってしまうひとなんでしょうか

好きな季節の好きな理由に、生まれた月があるからって理由が入っているひとなんでしょうか

 

それが、気になるんです

 

五月病で鬱々とした気分になりがちな五月も、梅雨が迎えに来る六月も

誰かが生まれた月で、その誰かのことを好きな誰かが、好きなひとが生まれた月だからって、

好きな季節になっているかもしれないんです

 

だから私は嫌いな季節なんかつくれない

 

そういうこと、ずっと考えてしまうんです

 

あなたの好きな季節とその理由も、

教えてください

 

✴︎

 

もうすぐ春が去ってゆき、夏が私たちを拐いにきます

 

私は庭でエメラルド色のミントを摘む

桃色に頬を染めながら